本体の型番を確認できても、「このエアコンはお掃除機能付きなのか」「ホコリは屋外へ排出されるのか、ダストボックスにたまるのか」まで判断するのは簡単ではありません。
メーカーによって「フィルターお掃除ロボット」「フィルター自動お掃除」「はずせるフィルターおそうじメカ」など機能名が異なり、内部クリーンや凍結洗浄と混同しやすいためです。
- 2026年モデルのお掃除機能付きエアコンをメーカー別に確認する
- シリーズ名と型番のどの部分を見ればよいか把握する
- 自動排出方式とダストボックス方式の違いを確認する
- 内部クリーンや熱交換器洗浄との誤判定を防ぐ
この記事でいう「お掃除機能付きエアコン」とは
エアフィルターに付着したホコリをブラシなどで自動的に取り除く機構を備えたエアコンを指します。熱交換器や送風路を乾燥・洗浄するだけの機能は、原則として含めません。
最初にメーカー別のお掃除機能付きシリーズ一覧を確認し、該当しない場合や旧機種の場合は、型番ごとの取扱説明書で「フィルター掃除」「ダストボックス」などの記載を探してください。
確認日:2026年7月12日。以下は各メーカーの2026年モデル公式製品ページや機能一覧で確認できた主なシリーズです。販売ルート、年式、能力区分によって型番や搭載機能が異なる場合があるため、最終判断は型番ごとの公式仕様表・取扱説明書で行ってください。
【2026年版】お掃除機能付きエアコンのメーカー別一覧
2026年モデルを中心に、フィルター自動掃除機能を確認できた主なシリーズ、型番例、ホコリの排出方式をまとめました。
型番例の「…」部分には、対応畳数を示す数字、電源、色、販売ルートなどの記号が入ります。完全一致で探すのではなく、メーカー名とシリーズ記号を組み合わせて確認してください。
| メーカー | 主な搭載シリーズ | 型番例 | ホコリの処理方式 | 注意したいシリーズ・機能 |
|---|---|---|---|---|
| パナソニック | X・EX・GX・LV | CS-X… CS-EX… CS-GX… CS-LV… | X・EX:自動排出方式 GX・LV:ダストボックス方式 | 2026年モデルのJ・Cシリーズには、フィルターお掃除ロボットが搭載されていません。 |
| ダイキン | R・A・F・C・D・H | AN…R… AN…A… AN…F… AN…C…など | ダストボックス方式 | SX・E・KXシリーズは、フィルター自動お掃除の有無をシリーズ機能一覧で分けて確認します。 |
| 日立 | X・W・G | RAS-XR… RAS-WR… RAS-GR… | ダストボックス方式 | 「凍結洗浄」だけではフィルター自動掃除付きとは判断できません。D・Eシリーズなどは個別確認が必要です。 |
| 三菱電機 | FZ・FD・Z・ZD・X・R・XD | MSZ-FZ… MSZ-FD… MSZ-Z… MSZ-R…など | ダストボックス方式 | 「はずせるフィルターおそうじメカ」の記載を確認します。FL・S・GEシリーズとは区別してください。 |
| 東芝 | V-DR・V-DZ・V-DX | RAS-V…DR RAS-V…DZ RAS-V…DX | ダストボックス方式 | V-X・V-Mシリーズは「セルフクリーン」を搭載していますが、フィルター自動お掃除とは別に確認します。 |
| ゼネラル (旧・富士通ゼネラル) | X・Z・W・RH | AS-X…T AS-Z…T AS-W…T AS-RH…T | ダストボックス方式 | 「熱交換器加熱除菌」「まるごとクリーンタイマー」だけで判断せず、「フィルター自動おそうじ」の記載を確認します。 |
| シャープ | R・V | AY-U…R AY-U…V | ダストボックス方式 | 防カビカラッとファンやプラズマクラスター内部清浄は、フィルター自動掃除とは別機能です。 |
⚠️ 同じシリーズ名でも年式によって搭載機能が変わる場合があります
この表は2026年モデルを中心に整理したものです。2025年以前の旧機種、住宅設備用モデル、家電量販店専用モデルでは、同じシリーズ記号でも仕様が異なることがあります。シリーズ名だけで断定せず、室内機の完全な型番を使って取扱説明書まで確認してください。
お掃除機能付きか確認する手順
お掃除機能の有無は、次の順番で確認すると誤判定を減らせます。
1.室内機本体の型番を確認する
型番は、リモコンではなく室内機本体の底面、側面、前面パネルの内側などに貼られた銘板シールで確認します。
室外機にも型番がありますが、エアコンクリーニングの機種判定では、基本的に室内機の型番を使用します。文字が小さい場合は、スマートフォンで撮影して拡大すると読み取りやすくなります。
2.シリーズを示す英字を確認する
型番には、能力、年度、電源、色などを示す数字や記号が含まれています。すべての文字の意味を理解する必要はありません。
まずは次のようなシリーズ部分を探します。
- パナソニック:CS-X、CS-EX、CS-GX
- ダイキン:AN…R、AN…A、AN…F
- 日立:RAS-XR、RAS-WR、RAS-GR
- 三菱電機:MSZ-FZ、MSZ-Z、MSZ-R
- 東芝:RAS-V…DR、RAS-V…DZ
- ゼネラル:AS-X、AS-Z、AS-W
- シャープ:AY-U…R、AY-U…V
3.公式ページでフィルター掃除機能の名称を探す
シリーズを確認したら、メーカー公式ページまたは取扱説明書で、次のような名称を探します。
- フィルターお掃除ロボット
- フィルター自動お掃除
- フィルター自動おそうじ
- はずせるフィルターおそうじメカ
- フィルター掃除運転
- ダストボックス
これらの記載があれば、フィルターのホコリを自動的に取り除くタイプと判断しやすくなります。
エアコンクリーニングを比較して選ぶ
料金、口コミ、対応エリアを確認して、自分に合う依頼先を選びましょう。
三菱電機くらトク
三菱電機のくらし系サービスで、対象エリアやメニューを確認しながら選べます。
向いている人:メーカー系サービスの安心感を重視したい人
公式で確認するカジタク
イオングループのサービスで、見積もり不要・一律料金で申し込みやすいサービスです。
向いている人:料金を分かりやすく比較したい人、見積もり不要で依頼したい人
公式で確認する東京ガス
関東エリアで利用しやすく、料金や作業内容を確認しながら選べるサービスです。
向いている人:関東エリアで知名度のあるサービスを比較したい人
注記:関東エリア向け。対応地域は公式で確認してください。
公式で確認するユアマイスター
地域のプロを口コミや実績で比較しながら選べるマッチング型サービスです。
向いている人:口コミを見て依頼先を比較したい人
公式で確認するくらしのマーケット
料金、口コミ、作業内容を見比べながら、複数の事業者を比較できます。
向いている人:価格や口コミを並べて選びたい人
公式で確認するホコリの排出方式は「自動排出」と「ダストボックス」の2種類
お掃除機能付きエアコンは、取り除いたホコリの処理方法によって、大きく2種類に分かれます。
自動排出方式
フィルターから取り除いたホコリを、専用の排気経路を通して屋外へ排出する方式です。2026年モデルでは、パナソニックのX・EXシリーズが該当します。
ダストボックス方式
取り除いたホコリを室内機内部のダストボックスにためる方式です。定期的にダストボックスを取り外し、たまったホコリを捨てる必要があります。
パナソニックのX・EXシリーズは自動排出方式ですが、設置条件などによりダストボックス方式へ切り替えて使用する場合があります。GX・LVシリーズはダストボックス方式です。
ダイキン、日立、三菱電機、東芝、ゼネラル、シャープの表掲載シリーズは、基本的にダストボックスへホコリをためる構造です。
⚠️ 自動排出方式でも完全に手入れ不要ではありません
自動排出方式、ダストボックス方式のどちらも、油汚れ、微細なホコリ、タバコのヤニなどを完全に除去できるわけではありません。フィルター、ダストボックス、掃除ユニットのお手入れ方法は、機種ごとの取扱説明書に従ってください。
メーカー別のお掃除機能付きシリーズと見分け方
パナソニック|X・EXは自動排出、GX・LVはダストボックス
パナソニックの2026年モデルでは、X・EX・GX・LVシリーズに「フィルターお掃除ロボット」が搭載されています。
- X・EXシリーズ:自動排出方式
- GX・LVシリーズ:ダストボックス方式
- J・Cシリーズ:フィルターお掃除ロボット非搭載
従来のイメージだけで「Cシリーズもお掃除機能付き」と判断しないようにしてください。2026年モデルでは、公式の清潔機能ページでJ・Cシリーズが非搭載機種として案内されています。
パナソニック公式の清潔機能一覧で、シリーズ別の搭載状況と排出方式を確認できます。
ダイキン|水内部クリーンとは別に確認する
ダイキンは、R・A・F・C・D・Hシリーズなどで「フィルター自動お掃除」を確認できます。取り除いたホコリはダストボックスにたまります。
一方、「水内部クリーン」や「ストリーマ内部クリーン」は、熱交換器などエアコン内部を洗浄・乾燥するための機能です。フィルター自動掃除の有無は、シリーズ比較表の「フィルター自動お掃除」欄で別に確認してください。
ダイキン公式のシリーズ別機能一覧では、搭載機能を横断して比較できます。
日立|凍結洗浄だけでは判断できない
日立の2026年モデルでは、X・W・Gシリーズなどでフィルター自動掃除機能を確認できます。ホコリは室内機のダストボックスにたまる方式です。
日立は「凍結洗浄」や「ファンお掃除ロボ」の名称も使用していますが、これらはフィルター自動掃除とは掃除する場所が異なります。
- フィルター自動掃除:エアフィルターのホコリを取り除く
- 凍結洗浄:熱交換器などの汚れを洗い流す
- ファンお掃除ロボ:送風ファンのホコリに対応する
クリーニング料金の区分を確認するときは、「凍結洗浄あり」ではなく、取扱説明書にフィルター掃除運転やダストボックスの記載があるかを確認してください。
三菱電機|「はずせるフィルターおそうじメカ」が目印
三菱電機の霧ヶ峰では、「はずせるフィルターおそうじメカ」という名称が、フィルター自動掃除機能の分かりやすい判定材料になります。
2026年の公式ラインアップでは、FZ・FD・Z・ZD・X・R・XDシリーズなどで搭載を確認できます。取り除いたホコリはダストボックスにたまります。
「おまかせボディ」「よごれんボディ」などの清潔機能だけでは、お掃除機能付きとは確定しません。「はずせるフィルターおそうじメカ」の記載まで確認しましょう。
東芝|V-DR・V-DZ・V-DXとV-X・V-Mを区別する
東芝の2026年モデルでは、V-DR・V-DZ・V-DXシリーズに「フィルター自動お掃除」と「楽ダストボックス」の記載があります。
一方、V-X・V-Mシリーズにはセルフクリーンなどの清潔機能がありますが、製品ページ上の機能表示はV-DR・V-DZ・V-DXと異なります。
東芝は「セルフクリーン」という名称だけで判断せず、型番末尾のDR・DZ・DXと、製品ページの「フィルター自動お掃除」表示を確認してください。
ゼネラル|X・Z・W・RHシリーズが主な搭載機種
ゼネラルの2026年モデルでは、X・Z・W・RHシリーズで「フィルター自動おそうじ」を確認できます。ホコリは取り外し可能なダストボックスに収納されます。
公式サイトや製品名は「ゼネラル」と表記されていますが、旧社名の富士通ゼネラルやブランド名のノクリアで検索している方もいるため、次のような組み合わせで調べると見つけやすくなります。
- ゼネラル AS-W226T 取扱説明書
- ノクリア AS-Z406T2 フィルター掃除
- 富士通ゼネラル 型番 フィルター自動おそうじ
「熱交換器加熱除菌」は熱交換器を対象とする機能です。お掃除機能付きかどうかは、清潔機能一覧に「フィルター自動おそうじ」があるかで判断してください。
シャープ|2026年のR・Vシリーズに搭載
シャープの2026年モデルでは、R・Vシリーズに「フィルター自動お掃除」が搭載されています。ブラシで取り除いたホコリはダストボックスにたまる方式です。
Rシリーズには防カビカラッとファン、Vシリーズにはプラズマクラスター内部清浄などの清潔機能もありますが、これらはフィルター自動掃除とは別の機能です。
型番は「AY-U22RS」「AY-U28V」のように、2026年度モデルを示すUと、シリーズを示すR・Vを組み合わせた形式で掲載されています。
内部クリーン・凍結洗浄・熱交換器洗浄との違い
リモコンやカタログに「クリーン」「洗浄」「おそうじ」と表示されていても、必ずしもフィルター自動掃除機能とは限りません。
| 機能の種類 | 主に掃除・乾燥する場所 | お掃除機能付き判定 |
|---|---|---|
| フィルター自動お掃除 | エアフィルター | 該当する |
| 内部クリーン | 熱交換器・送風路などの乾燥 | 単独では該当しない |
| 水内部クリーン | 熱交換器 | 単独では該当しない |
| 凍結洗浄 | 熱交換器など | 単独では該当しない |
| 熱交換器加熱除菌 | 熱交換器 | 単独では該当しない |
| プラズマクラスター内部清浄 | 送風路などの乾燥・清潔維持 | 単独では該当しない |
詳しい違いは、内部クリーンとお掃除機能の違いでも解説しています。リモコンの表示だけで判断できない場合は、あわせて確認してください。
旧機種や一覧にない型番を確認する方法
この記事の表にない型番でも、お掃除機能付きの可能性があります。旧機種や販売店専用モデルは、現行製品のシリーズ一覧に掲載されていないことがあるためです。
- 室内機の完全な型番を検索する
- メーカー公式の取扱説明書を開く
- PDF内で「フィルター」「掃除」「おそうじ」「ダストボックス」を検索する
- フィルター掃除運転やダストボックスの手入れ方法があるか確認する
取扱説明書で確認したい記載
- フィルター掃除運転の開始・停止方法
- ダストボックスの取り外し方
- お掃除ランプやクリーンランプの意味
- フィルター掃除ユニットのお手入れ方法
- 自動排出用ホースや排気経路の説明
取扱説明書にダストボックスの取り外し方や、フィルター掃除ユニットの説明があれば、お掃除機能付きである可能性が高いと判断できます。
エアコンクリーニングを予約する前の確認事項
お掃除機能付きエアコンは内部構造が複雑で、通常タイプより作業時間や料金が増えることがあります。
予約時には、少なくとも次の情報を業者へ伝えてください。
予約前に伝える情報
- メーカー名
- 室内機の完全な型番
- お掃除機能付きと判断した機能名
- 自動排出方式またはダストボックス方式
- 室内機全体と型番シールの写真
型番からお掃除機能付きと分かっても、分解難易度までは同じとは限りません。パナソニックやシャープの一部機種については、パナソニック・シャープの要注意型番も確認してください。
通常タイプとの料金差や業者選びについては、お掃除機能付きエアコンの料金相場と業者選びで詳しく整理しています。
よくある質問(FAQ)
リモコンに「内部クリーン」と表示されていれば、お掃除機能付きですか?
いいえ。内部クリーンは、熱交換器や送風路を乾燥させて内部を清潔に保つ機能であることが多く、フィルター自動掃除とは別です。取扱説明書で「フィルター掃除」や「ダストボックス」の記載を確認してください。
2026年モデルのパナソニックCシリーズはお掃除機能付きですか?
2026年モデルのCシリーズには、フィルターお掃除ロボットが搭載されていません。2026年モデルで搭載を確認できるのは、X・EX・GX・LVシリーズです。ただし、旧年式は仕様が異なる可能性があるため、完全な型番で確認してください。
一覧にない型番は、お掃除機能なしと判断してよいですか?
いいえ。旧機種、住宅設備用モデル、販売店専用モデルなどは一覧に含まれていない場合があります。メーカー公式の取扱説明書を開き、「フィルター掃除」「おそうじ」「ダストボックス」などの記載を検索してください。
自動排出方式ならフィルターのお手入れは不要ですか?
完全に不要になるわけではありません。油汚れ、細かなホコリ、タバコのヤニなどが残る場合があります。使用環境や機種によって必要なお手入れが異なるため、取扱説明書に記載された方法と頻度に従ってください。
お掃除機能付きか分からないままクリーニングを予約しても大丈夫ですか?
予約前に、室内機の型番シールと本体全体の写真を業者へ送る方法があります。型番だけで判定できない場合でも、前面パネルやダストボックスの形状が確認材料になります。追加料金や当日の対応不可を防ぐため、事前確認をおすすめします。
まとめ:型番・シリーズ・排出方式を順番に確認しよう
お掃除機能付きエアコンかどうかは、メーカー名だけでなく、シリーズと年式まで確認する必要があります。
- 2026年モデルの主な搭載シリーズを一覧で確認する
パナソニックのX・EX・GX・LV、ダイキンのR・A・F・Cなど、メーカーごとに搭載シリーズが異なります。
- 内部クリーンや凍結洗浄と区別する
「クリーン」「洗浄」という名称だけでは、フィルター自動掃除付きとは判断できません。
- 自動排出方式とダストボックス方式を確認する
2026年モデルでは、パナソニックX・EXシリーズが自動排出方式で、その他の多くはダストボックス方式です。
- 最終判断は型番ごとの公式情報で行う
旧機種や販路専用モデルは仕様が異なるため、取扱説明書の「フィルター掃除」「ダストボックス」などの記載を確認してください。
エアコンクリーニングを依頼するときは、メーカー名、完全な型番、本体写真を事前に伝えておくと、料金や対応可否を確認しやすくなります。

IT業界15年の経験を活かし、全国のエアコンクリーニング業者を徹底調査。料金相場・口コミ・選び方をわかりやすく解説しています。

