くうきれいエアコン送風ファン洗浄剤の使い方|フィン用との違いと使用前確認

くうきれいの「エアコン送風ファン洗浄剤 AFC-503」と「エアコンアルミフィン洗浄剤 AFC-302」は、洗浄する部位が異なる別商品です。吹き出し口奥の送風ファンにはファン用、フィルター奥の金属製フィンにはアルミフィン用を使います。ただし、商品説明だけで使用を決めず、エアコンの型番・取扱説明書・メーカーの注意事項まで確認してください。

  • 送風ファン用AFC-503とアルミフィン用AFC-302の違い
  • くうきれいを使用する前に確認する3つの情報
  • DIYを見送り、クリーニング業者やメーカーへ相談する条件

注:市販洗浄剤の使用可否は、商品側の説明だけでは決まりません。エアコンメーカーが市販の洗浄スプレーを使用しないよう案内している場合は、その案内を優先してください。メーカーの方針を確認できない場合も、使用前に問い合わせる必要があります。


⚠️ エアコン本体メーカーの案内を先に確認してください

ショーワから家庭用ルームエアコン向けの「くうきれい」が販売されていても、すべてのメーカー・機種へ使用できるとは限りません。ダイキン、Panasonic、日立は、市販の洗浄スプレーを使用しないよう公式に案内しています。使用中のメーカーが禁止している場合や、使用可否を確認できない場合は作業を始めないでください。

くうきれい送風ファン用とアルミフィン用の違い

くうきれいの送風ファン用とアルミフィン用は、洗浄する部品が違います。容器や「ムース・リンス」という構成が似ていても、相互に代用する商品ではありません。

確認項目送風ファン用アルミフィン用
商品名くうきれいエアコン送風ファン洗浄剤くうきれいエアコンアルミフィン洗浄剤
品番AFC-503AFC-302
対象部位吹き出し口奥の送風ファンフィルター奥のアルミフィン
公式ページ記載の容量ムース230ml・リンス260mlムース200ml・リンス180ml
公式上の使用目安6~8畳用ルームエアコン1台分6~8畳用ルームエアコン1台分
主な確認先ファン洗浄剤の取扱方法内部洗浄剤の取扱方法

商品名・品番・容量は、ショーワ公式のハウジングケミカル製品ページで確認できます。付属する養生用品やノズルなどの同梱物は、購入した商品の外箱と説明書で確認してください。

AFC-503は吹き出し口奥の送風ファン用

送風ファンは、エアコン内部で回転して室内へ風を送り出す部品です。一般的な壁掛け型エアコンでは、吹き出し口の奥に羽根が並んだ横長の筒状の部品として見えることがあります。

吹き出し口から奥を見たとき、筒状の部品に黒い点や汚れが付いている場合は、アルミフィンではなく送風ファン側の汚れです。ただし、ファンが見えることと、安全に洗浄できることは同じではありません。

AFC-302はフィルター奥のアルミフィン用

アルミフィンは、室内の空気を冷やしたり暖めたりする熱交換器の一部です。前面パネルを開けてエアフィルターを外した奥に、薄い金属板が細かく並んでいます。

AFC-302はこの部分を対象とする商品です。送風ファン用AFC-503とは噴射する場所が異なるため、商品名と品番を確認してから使用します。

送風ファン用とフィン用を相互に代用しない

送風ファン用をアルミフィンへ、アルミフィン用を送風ファンへ使用できるとは公式に案内されていません。洗浄する部品の形状、材質、電装部との位置関係、排水の流れも異なるため、指定された部位以外には使用しないでください。

2商品を同じエアコンへ使用する場合の一律の順番も、ショーワの公開商品ページだけでは確認できません。インターネット上の体験談だけで順番を決めず、購入した商品の説明書を確認してください。

使用前に商品・型番・メーカー案内を確認する

くうきれいを使用する前は、商品側とエアコン本体側の両方を確認します。メーカーが使用を明確に禁止している場合は、商品の条件を満たしていても使用しません。

  1. くうきれいの商品名、品番、ラベル、同梱説明書を確認する
  2. エアコンのメーカー名と室内機の型番を確認する
  3. 取扱説明書やメーカー公式FAQで市販洗浄剤の使用可否を確認する

商品ラベルで対象部位と警告表示を確認する

Web上の商品説明だけでなく、購入した商品の缶、外箱、同梱説明書を確認してください。特に確認したい項目は次のとおりです。

  • 商品名と品番
  • 洗浄できる部位
  • 対象となるエアコンの条件
  • 使用できない機種や場所
  • 電源停止や換気に関する指示
  • ムースとリンスの使用順序
  • 使用量、待ち時間、排水、乾燥に関する指示
  • 目や皮膚に付着した場合の対応

Web上で確認できない成分、対応機種、洗浄力を推測してはいけません。購入した商品の表示内容と公式説明が異なる場合は、現物の注意表示を優先します。

室内機の型番から取扱説明書を探す

エアコンの使用条件は、同じメーカーでも機種によって異なります。室内機の底面や側面などにある銘板を見て、メーカー名と型番を確認してください。

型番を確認したら、メーカー公式サイトで取扱説明書を探し、「お手入れ」「内部洗浄」「市販洗浄剤」「吹き出し口」などの項目を確認します。

前面パネルやエアフィルターなど、利用者が取り外せる部品は機種ごとに異なります。取扱説明書に書かれていない部品を、自己判断で取り外さないでください。

禁止表示がなくても使用可能とは限らない

取扱説明書に「使用禁止」と書かれていないだけでは、市販洗浄剤の使用が認められているとは判断できません。公式FAQやお手入れページも確認し、それでも分からない場合はメーカー窓口へ型番を伝えて問い合わせます。

  • ダイキン公式FAQでは、市販の洗浄スプレーを使用しないよう案内しています。
  • Panasonic公式FAQでも、市販の洗浄スプレーを使わないよう案内しています。
  • 日立公式FAQでは、部品の劣化、絶縁不良、発煙・発火、水漏れなどのおそれを挙げています。

使用中のエアコンがこれらのメーカーに該当する場合は、くうきれいを含む市販洗浄剤を自己判断で使用しないでください。

くうきれい送風ファン用AFC-503の使い方

AFC-503は、作業前の確認、養生、ムース、リンス、排水・復元という流れで使用します。ただし、各工程の具体的な使用量や待ち時間は、購入した商品の最新説明書を優先してください。

ステップ1
メーカーの使用可否と商品の説明書を確認する
ステップ2
説明書に従って運転停止・電源処理・換気・養生を行う
ステップ3
ムースを使用し、指定時間後にリンスを使用する
ステップ4
排水・復元・乾燥を確認し、異常がない場合だけ運転を再開する

具体的な使用方法は、ショーワが公開しているエアコンファン洗浄剤の取扱方法と、購入した商品の説明書で確認できます。

作業前に運転停止・換気・養生を確認する

作業を始める前に、商品説明書とエアコンの取扱説明書に書かれた電源処理を確認します。単にリモコンで停止するだけでよいのか、電源プラグを抜く必要があるのかは、各説明に従ってください。

換気方法、必要な保護具、床や壁の養生、廃液の回収方法も先に確認します。途中で養生が不足していると気付いても、安全に追加できない場合があるためです。

洗浄液がどこを通り、どこへ排出されるかを判断できない場合や、基板・センサー・配線・モーターへ液体が流れる可能性を否定できない場合は作業しません。

ムースとリンスは指定された順番で使う

AFC-503はムースとリンスを組み合わせて使用する商品です。ノズルの取り付け方、缶を振るかどうか、噴射する位置、使用量、待ち時間は、缶の表示と説明書に従ってください。

「汚れが多いから長時間放置する」「泡が残ったので大量の水を追加する」「別の洗剤や噴霧器を併用する」といった、公式説明にない工程は追加しません。

説明書どおりに噴射できない、対象部位全体へ安全に届かない、液漏れが発生したといった場合は、自己流で作業を続けず中止してください。

排水・復元・乾燥も説明書を優先する

リンス使用後の排水確認、養生用品の取り外し、部品の復元、乾燥、運転再開についても、商品の指示とエアコンの取扱説明書を確認します。

すべての機種や洗浄剤に共通する乾燥時間はありません。「一定時間置けば必ず安全」と判断せず、説明書に記載された条件を守ってください。

電装部へ液体が付着した可能性がある場合は、乾燥させる目的でも送風運転や内部クリーン運転を行いません。通電前にメーカーや修理窓口へ相談します。

お掃除機能付きや電装部が近い機種は一律に判断しない

お掃除機能付きエアコンは、内部に掃除ユニット、ダストボックス、センサー、配線などがあるため、通常タイプより構造が複雑な場合があります。「お掃除機能付き」という名称だけで使用可否を判断しないでください。

お掃除機能付きは型番ごとに構造が違う

フィルター掃除ユニットやダストボックスの位置、送風ファンまでの構造、利用者が外せる部品は機種ごとに異なります。

送風ファンを見える状態にするために、掃除ユニット、センサー、配線などを取り外す必要がある場合は、通常のお手入れ範囲を超える可能性があります。

取扱説明書で利用者が取り外せると明記されていない部品は外さず、作業を見送ってください。

基板・センサー・モーター・配線へ液剤をかけない

エアコン内部には、電子基板、センサー、スイッチ、配線、接続端子、ファンモーターなどの電気部品があります。これらへ洗浄剤や水分が付着すると、絶縁不良や故障につながるおそれがあります。

日本冷凍空調工業会は、誤った洗浄剤や使用方法により、樹脂部品の破損、電気部品の絶縁不良、故障、発煙・発火につながるおそれがあると注意しています。

NITE(製品評価技術基盤機構)も、内部洗浄時に洗浄液が電気部品へ付着し、発火した事故の再現情報を公開しています。

これは、くうきれいを使用すれば必ず事故が起きるという意味ではありません。電装部へ液体が付着する可能性を判断できない状態で、洗浄を進めないことが重要です。

安全に養生・排水できない環境では使用しない

  • エアコンの型番や取扱説明書を確認できない
  • 対象となる送風ファンを正確に判断できない
  • 電装部やファンモーターの位置が分からない
  • 説明書どおりに養生用品を取り付けられない
  • 家具や家電が近く、液体から保護できない
  • 脚立の上で無理な姿勢になる
  • 内部部品の分解が必要になる
  • 賃貸住宅の備え付けエアコンで、管理会社の確認を取っていない

作業できるか迷っている状態は、無理に進める条件ではありません。型番、内部構造、メーカーの案内を確認できるまで中止してください。

水漏れ・異音・エラーがある場合は洗浄しない

水漏れ、異音、エラー、焦げ臭さなどがある場合は、汚れだけが原因とは限りません。故障症状が出ている状態で洗浄剤を使用すると、状態を悪化させたり、故障原因の特定が難しくなったりする可能性があります。

使用前から異常がある場合は修理相談を優先する

  • 室内機から水が漏れている
  • これまでになかった異音や強い振動がある
  • 焦げた配線やプラスチックのようなにおいがする
  • 本体ランプが点滅し、エラーが表示されている
  • 運転中にブレーカーが落ちる
  • 電源が入らない、または途中で停止する
  • 冷風や温風が出ない

内部に汚れが見えていても、これらの症状がクリーニングで直るとは断定できません。洗浄剤を使用せず、エアコンメーカー、販売店、修理相談窓口へ確認してください。

洗浄液が電装部へ付着した可能性がある場合は通電しない

基板、配線、センサー、スイッチ、モーターなどへ液体がかかった場合や、かかった可能性を否定できない場合は、運転や送風を行わないでください。

表面が乾いて見えても、内部まで安全な状態になったとは判断できません。追加の水や洗剤をかけず、次の情報を整理してメーカーへ伝えます。

  • 使用した商品の正式名称
  • 商品を使用した日時
  • 噴射した場所
  • おおよその使用量
  • エアコンのメーカー名と型番
  • 水漏れ、異音、におい、エラーなどの症状

使用後に異常が出たら運転を中止する

使用後に水漏れ、水飛び、異音、強い振動、操作不能、エラー、焦げ臭さなどが発生した場合は、そのまま運転を続けないでください。

焦げ臭さ、煙、火花、異常発熱がある場合は、安全に操作できる範囲で運転を停止し、電源プラグを抜くか専用ブレーカーを切ります。近づくこと自体が危険な場合は、エアコンから離れて安全を確保してください。

洗浄剤を使用した後の確認方法は、エアコン洗浄スプレー使用後の確認手順でも解説しています。

くうきれいを使うか業者へ依頼するか判断する

DIYで進められるのは、商品と対象部位が一致し、エアコンメーカーの使用条件を確認でき、説明書どおりの作業環境を整えられる場合です。禁止表示が見つからないだけでは、使用できる条件を満たしたことにはなりません。

使用前に確認するチェックリスト

  • 商品名と品番が洗浄したい部位に合っている
  • エアコンのメーカー名と型番を確認できた
  • メーカー公式情報または窓口で使用可否を確認できた
  • 取扱説明書で利用者がお手入れできる範囲を確認した
  • 複雑な分解をせずに対象部位を確認できる
  • 基板・センサー・モーター・配線の位置を判断できる
  • 商品説明どおりに養生・排水・復元を行える
  • 水漏れ・異音・エラー・焦げ臭さがない
  • 脚立や作業場所の安全を確保できる

すべて確認できた場合に限り、商品の最新説明書に沿って使用を検討します。1項目でも確認できない場合は、確認できないまま作業を進めないでください。

ステップ1
商品とメーカーの両方で使用条件を確認する
ステップ2
水漏れ・異音・エラー・焦げ臭さなどの故障症状がないか確認する
ステップ3
使用条件を確認でき、故障症状がなければDIYを検討する。条件を確認できない場合や汚れが広範囲の場合はクリーニング業者を比較し、故障症状がある場合はメーカーや修理窓口へ相談する

使用を見送る場合は、料金だけでなく、送風ファンやドレンパンなど、汚れている部位が作業範囲に含まれるかを確認することが大切です。

エアコンクリーニングの作業範囲比較では、主なサービスの標準作業やオプションの違いを確認できます。

黒い汚れが広範囲なら作業範囲を確認する

吹き出し口から見える部分だけでなく、送風ファン全体、熱交換器、ドレンパン、風向板などに汚れが広がっている場合は、見える部分への噴射だけでは十分に洗浄できない可能性があります。

業者へ依頼する場合も、「エアコンクリーニング」という名称だけで判断せず、次の項目を確認してください。

  • 送風ファンが標準作業に含まれるか
  • ドレンパンの洗浄や取り外しに対応するか
  • お掃除機能付き機種に対応するか
  • 製造年による対応制限があるか
  • 故障や水漏れがある機種を受け付けるか
  • 作業後の保証内容と適用条件

故障症状がある場合は修理を優先する

水漏れ、異音、エラー、運転不能、焦げ臭さなどがある場合は、クリーニング業者へ追加洗浄を依頼する前に、エアコンメーカーや修理窓口へ相談します。

クリーニング業者は汚れを除去するサービスであり、電気部品や冷媒回路などの故障を修理するサービスとは限りません。汚れだけなのか、故障を伴うのか判断できない場合は修理相談を優先してください。

料金だけでなく機種対応・作業範囲・保証を比べる

通常タイプかお掃除機能付きか、製造から何年経過しているか、どこまで分解するかによって、料金や対応条件が変わる場合があります。

ドレンパンや送風ファンの取り外しは、標準クリーニングに含まれず、別メニューとして扱われることがあります。サービス名だけで判断せず、公式ページや見積もりで作業範囲を確認してください。

依頼先を比較するときの確認項目は、エアコンクリーニング業者の選び方で整理しています。

よくある質問(FAQ)

送風ファン用とアルミフィン用は両方使えますか?

両方を使えるとは一律に判断できません。各商品の説明書とエアコン本体の使用条件を確認し、同じ日に使えるか、どちらを先に使うかを確認してください。公開情報だけで判断できない場合は、自己判断で連続使用しないでください。

お掃除機能付きエアコンにも使えますか?

お掃除機能付きという名称だけでは判断できません。型番ごとに内部構造が異なるため、取扱説明書とメーカーの案内を確認します。掃除ユニットや配線を外さなければ送風ファンを確認できない場合は、使用を見送ってください。

洗浄液が電装部やセンサーにかかった場合はどうすればよいですか?

運転や送風を行わず、追加の水や洗剤もかけないでください。使用した商品名、噴射した場所、エアコンの型番、現在の症状を整理し、エアコンメーカーや修理相談窓口へ確認してください。

黒い汚れが残った場合は追加で使えますか?

商品ラベルや説明書で追加使用が認められていることを確認できない限り、追加で使わないでください。説明書にない量や回数を自己判断で追加せず、汚れが広範囲に残る場合はクリーニング業者の作業範囲を確認します。

市販洗浄剤を使うとメーカー保証の対象外になりますか?

保証の扱いは、メーカー、機種、保証規定、使用方法、故障原因によって異なります。市販洗浄剤を使用しただけで一律に保証対象外になるとは断定できませんが、使用を禁止しているメーカーもあるため、使用前に保証書と公式案内を確認してください。

まとめ:商品とエアコン本体の条件を確認してから使う

くうきれいエアコン送風ファン洗浄剤を使用する前は、商品名だけでなく、対象部位とエアコンメーカーの方針まで確認する必要があります。

  • AFC-503は送風ファン用:吹き出し口奥の筒状の送風ファンを対象とします。
  • AFC-302はアルミフィン用:フィルター奥の金属製フィンを対象とします。
  • 2商品を相互に代用しない:指定された部位以外には使用しません。
  • 禁止表示がないだけで使用可と判断しない:メーカー公式情報や窓口で使用可否を確認します。
  • 公式説明を超える作業を追加しない:独自の分解、追加すすぎ、別洗剤、高圧洗浄などを組み合わせません。
  • 異常時は洗浄を追加しない:水漏れ、異音、エラー、焦げ臭さがある場合は修理相談を優先します。
  • DIYが難しい場合は作業範囲を比較する:送風ファンやドレンパンまで対象に含まれるか確認して依頼先を選びます。

「説明書どおりに作業できるか分からない」と感じた段階で、作業を止めても問題ありません。商品、型番、メーカー案内を順番に確認し、すべての条件を確認できる場合だけ使用を検討してください。

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