都道府県別「エアコン汚れやすさ」マップ|湿度・塩害・黄砂データから見る最適クリーニング頻度

  • 公開日:2026/2/19
  • 最終更新日:
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「エアコンクリーニングは年1回が目安」。この情報は多くのサイトで見かけますが、実は使用時間・換気習慣・部屋の汚れ具合といった生活条件、そして住んでいる地域の気候がほとんど考慮されていません。

最初に押さえておきたい重要ポイント
エアコンの汚れやすさに最も大きく影響するのは、①使用時間、②使用後の乾燥習慣(送風運転の有無)、③部屋の汚れ(油煙・ペット・喫煙)です。地域の気候はこれらを増減させる「補正要因」として捉えてください。気候が同じでも、使い方次第で汚れ方は大きく変わります。

そのうえで、気象庁の平年値データ(1991〜2020年)によると、年間平均相対湿度は富山県で約76%、島根県・青森県でも74〜75%前後に達する一方、群馬県では約62%にとどまります。この差は「使用後のエアコン内部が乾きやすいかどうか」に影響し、カビの残りやすさに関係します。加えて塩害、黄砂、PM2.5など、地域ごとに異なるリスクが加わることで、適切なクリーニング頻度は変わってきます。

この記事では、気象庁や環境省などが公開する気候データをもとに「エアコン汚れやすさスコア」を算出し、全国47都道府県を5つのゾーンに分類したマップをご紹介します。自分の地域がどのゾーンに入るか確認してみてください。

結論はエアコンクリーニングの最適な頻度は、使用状況を最優先で判断し、地域の気候条件を補正要因として組み合わせて考えるのが最も合理的です。

⚠&#fe0f; スコアの位置づけについて

本記事の「エアコン汚れやすさスコア」は、気象庁・環境省などの公開データを参考に当サイトが独自に分類・スコア化した編集上の指標です。エアコンの実際の汚れ量を測定・保証するものではありません。同一都道府県内でも沿岸部と内陸部では状況が異なる場合があり、あくまで気候条件に基づく傾向の目安としてお使いください。


エアコンの「汚れやすさ」は地域でどれくらい違うのか

「年1回が目安」というルールが全国一律には当てはまらない理由

一般的に推奨されている「年1回のエアコンクリーニング」は、リビングなど使用頻度の高い場所を前提にした目安です。しかしこの基準は、使用環境の差・気候の差をほとんど考慮していません。

エアコン内部のカビについて、重要な前提があります。冷房運転中、エアコンの熱交換器は結露が発生しやすく、内部の湿度)はどの地域でもほぼ100%近くになります。つまり「カビが繁殖しやすい高湿度の状態」は、運転中は地域を問わず発生します。

地域差が出るのは、使用後にエアコン内部がどれだけ早く・しっかり乾燥するかという点です。外気の湿度が高い地域では内部が乾きにくく、カビが残りやすくなります。一方、乾燥した内陸部では使用後の乾きが早く、カビが増殖しにくい傾向と言えます。

ポイントはカビ増殖の決定要因は「運転中の湿度(どこでも同じ)」ではなく、「使用後にどれだけ乾燥するか」です。そのため、送風乾燥の習慣があれば地域差をある程度打ち消すことができ、逆に乾燥地域でも放置すればカビが発生します。

なお、使用時間・換気・油煙・ペットの有無などの生活条件は、気候条件よりも汚れへの影響が大きいケースが多くあります。地域スコアはあくまで補正要因としてご活用ください。

年間湿度の都道府県差(気象庁データより):「相対湿度」と体感の違いに注意

気象庁の平年値データ(1991〜2020年)をもとにすると、都道府県別の年間平均相対湿度には大きな差があります。

⚠&#fe0f; 「相対湿度」と体感の蒸し暑さは異なります

ここで示す湿度は「相対湿度」(気温に対する水蒸気の割合)です。気温が低いと少ない水蒸気量でも相対湿度は高くなるため、「北陸・東北が高湿度グループ」という結果になります。一方、沖縄は気温が非常に高いため実際の水蒸気量(絶対湿度)は日本トップクラスですが、相対湿度ではそこまで突出しません。体感の「蒸し暑さ」とは異なる指標であることをご理解ください。

グループ代表的な都道府県年間平均相対湿度(目安)エアコンへの影響
相対湿度が高いグループ島根県、富山県、青森県、福井県74〜76%前後使用後の内部が乾きにくく、カビが残りやすい
全国平均付近宮城県、静岡県、広島県など70%前後標準的なリスク
相対湿度が低いグループ群馬県、東京都、山梨県、大阪府62〜65%前後使用後の内部が乾きやすく、カビが残りにくい

なお、沖縄・奄美などの南西諸島は、相対湿度では中〜やや高程度ですが、絶対的な水蒸気量(絶対湿度)が多く、かつ冷房稼働時間が年間を通じて長いため、別の意味でカビリスクが高くなります。このためゾーン分類では最高リスクに分類しています。

湿度以外にも影響する「4つの地域リスク」の概要

地域ごとのエアコン汚れやすさを決める要因は湿度だけではありません。本記事のスコアでは、以下の4つのリスク指標を組み合わせています。

  • 年間平均相対湿度(特に冷房期:6〜9月):使用後の乾きにくさを示す指標(気象庁データ)
  • 年間の冷房負荷(真夏日・熱帯夜日数など):エアコン稼働時間の長さを示す目安(気象庁データ)
  • 塩害リスク:沿岸部における室外機・フィルターへの塩分付着リスク(カビ汚れとは別種の問題)
  • 黄砂・PM2.5影響度:春季の大気中粒子状物質によるフィルター汚染(環境省データ参考)

なお、塩害リスクは主に室外機の腐食・フィンの目詰まりに関わる問題であり、室内機のカビ汚れとはメカニズムが異なります。黄砂・PM2.5もフィルター目詰まりの原因にはなりますが、カビの主因ではありません。これらは「別種の汚れリスク」として理解してください。


「エアコン汚れやすさスコア」の算出方法と4つのリスク指標

スコアに使用した4つの公開データ指標

本記事のスコアは、以下の公的機関が公開するデータを参考に算出した当サイト独自の編集指標です。

  1. 年間平均相対湿度(特に冷房期)気象庁「平年値(年・季節ごとの値)」(1991〜2020年の30年平年値を使用)
  2. 冷房負荷の目安(真夏日・熱帯夜日数):気象庁の都道府県別観測データをもとに、夏季の冷房稼働期間の長さを推定。ただし実際の稼働時間は個人の使い方により大きく異なります。
  3. 塩害リスクゾーン:海岸線からの距離・地形を参考にした沿岸部のリスク評価(一般に海岸から500m〜1km以内が高リスクとされています)
  4. 黄砂・PM2.5影響度環境省「微小粒子状物質(PM2.5)に関する情報」および気象庁の黄砂観測情報をもとにした西日本・九州地域への影響度

各指標の重みづけと「汚れやすさスコア」の意味

4つの指標を組み合わせてゾーン分類を行っています。スコアが高いほど「気候条件上、エアコンが汚れやすい環境にある」ことを示します。

重要なのは、このスコアが「実際のエアコンの汚れ量」を測定したものではなく、気候条件に基づくリスク傾向の相対的な評価であるという点です。同じゾーンに分類された地域でも、建物の気密性・エアコンの稼働時間・使用する部屋の環境・送風乾燥の有無によって、実際の汚れ方は大きく変わります。

スコアより先に確認すべき「あなたの使用状況チェック」

地域スコアはあくまで補正要因です。まず以下の条件を確認し、当てはまる数が多いほどクリーニング頻度を上げることを検討してください。

条件頻度への影響
冷房を毎日8時間以上使用する頻度を上げる(最重要)
ペットを飼っている/喫煙する頻度を上げる
エアコン近くで揚げ物など調理する頻度を上げる
使用後に送風乾燥をしない頻度を上げる
フィルター掃除を2週間以上していない頻度を上げる
臭い・効き目の低下を感じているすぐにクリーニングを検討

スコアの限界と読み方の注意点

⚠&#fe0f; スコアを使う際の注意点

本スコアは各都道府県の代表地点(主に県庁所在地)の気象データをもとにしています。同じ都道府県でも沿岸部と内陸部、平野部と山間部では実際の環境が大きく異なることがあります。例えば愛知県では、沿岸部(塩害リスクあり)と内陸部(乾燥しやすい)で推奨が変わります。ご自身の居住環境(マンション・戸建て・海岸からの距離・ペットの有無など)も踏まえて、目安として活用してください。


47都道府県を5ゾーンに分類|汚れやすさマップで確認

ゾーン分類の基準と5段階の定義

ゾーンリスクレベル主な気候特性
ゾーンSS超高リスク年間を通じた高温多湿・長時間稼働+塩害リスクが高い地域。内部が乾きにくい状態が長期間続く
ゾーンS高リスク高い相対湿度・塩害リスク・黄砂影響のいずれか2つ以上が重なる地域
ゾーンA中高リスク相対湿度が高め、または塩害・黄砂のいずれかのリスクがある地域
ゾーンB標準リスク全国平均付近。年1回のクリーニングが基本目安となる地域
ゾーンC低リスク内陸部で年間湿度が低く乾きやすい。塩害・黄砂の影響が少ない地域

全国47都道府県のゾーン分類一覧

以下は当サイトが気象庁・環境省の公開データをもとに独自に分類したゾーン対応表です。各都道府県の詳細データについては、後述の地域別ページでご確認ください。

ゾーン都道府県
ゾーンSS(超高リスク)沖縄、鹿児島、宮崎、長崎
ゾーンS(高リスク)佐賀、熊本、福岡、大分、高知、島根、富山、青森、秋田
ゾーンA(中高リスク)愛媛、香川、徳島、岡山、広島、山口、鳥取、福井、石川、新潟、山形、岩手、宮城、福島、和歌山
ゾーンB(標準リスク)北海道、東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、静岡、愛知、三重、京都、大阪、兵庫、奈良、滋賀
ゾーンC(低リスク)群馬、長野、山梨、岐阜

※上記は代表地点(主に県庁所在地)の気象データに基づく当サイト独自の分類です。同一都道府県内でも地域によってリスクが異なる場合があります。

高リスクゾーン・低リスクゾーンの特徴を読み解く

高リスクゾーン(SS・S)の特徴

代表地域:沖縄、鹿児島、宮崎、長崎、島根、富山など

気候の特徴:年間を通じた長い冷房シーズン・高い水蒸気量、または日本海側の高い相対湿度により内部が乾きにくい環境が続く。海に近い立地では塩害リスクも加わる。

汚れが早い理由:使用後にエアコン内部が乾きにくく、カビが残りやすい。塩分や粒子状物質の蓄積も起こりやすい。

低リスクゾーン(C)の特徴

代表地域:群馬、長野、山梨、岐阜(内陸部)

気候の特徴:年間平均相対湿度が62〜64%前後と低く、フェーン現象や内陸性気候の影響で乾燥しやすい。使用後のエアコン内部も比較的乾きやすい。

汚れが遅い理由:内部が乾きやすくカビが残りにくい。塩害・黄砂の直接的な影響も比較的少ない。

ただし、ゾーンCに分類される地域でも、ホコリは時間とともに必ず蓄積されます。また、使用時間が長い・ペットがいる・換気が少ないなどの条件があれば地域に関わらずカビは発生します。「汚れにくい」=「クリーニング不要」ではありません。2年に1回程度のプロによるクリーニングは検討の価値があります。


ゾーン別の推奨クリーニング頻度と最適な実施時期

ゾーン別 推奨クリーニング頻度テーブル

以下のテーブルは、各ゾーンの気候特性から導いた推奨クリーニング頻度の目安です。あくまで参考値であり、エアコンの実際の使用状況・使用年数・症状(臭い・効きの悪化など)によって調整してください。前述の「使用状況チェック」で複数の条件に該当する場合は、頻度を1回上乗せすることを検討してください。

ゾーン推奨頻度の目安おすすめ実施時期使用状況で頻度を上げる条件
ゾーンSS年2回4〜5月 + 10〜11月ペット・喫煙・長時間使用があれば随時確認
ゾーンS年1〜2回(2年で3回が目安)3〜5月(春)または 9〜11月(秋)を優先塩害が強い地域は室外機もあわせて確認
ゾーンA年1〜1.5回3〜5月(春)または 9〜11月(秋)臭いや効きの低下を感じたら早めに
ゾーンB年1回3〜5月(春)がおすすめ使用状況チェックで2項目以上→年1.5回へ
ゾーンC1〜2年に1回3〜5月(春)または随時ペット・喫煙があれば年1回に引き上げ

※「2年で3回」とは、たとえば「1年目の春・1年目の秋・2年目の春」のように、1年半に1回ペースでクリーニングを行うイメージです。

地域別の最適な実施時期の詳細については、エアコンクリーニングのベストタイミング解説記事もあわせてご覧ください。

北海道・沖縄・離島など「特殊な使い方」をする地域の考え方

北海道の場合:冷房シーズンが本州に比べて短く、6〜7月に依頼が集中する傾向があります。久しぶりにエアコンを稼働させた際に「臭い」や「効きの悪さ」に気づくケースが多いため、冷房シーズン前の4〜5月に計画的にクリーニングを済ませておくのが得策です。長期間使わないことで内部のカビが顕在化しやすいという点が、北海道ならではのリスクです。室外機のメンテナンスは凍結リスクのない4〜11月に行うことが推奨されます。

沖縄・奄美の場合:年間を通じてエアコン稼働時間が長い、高温多湿(絶対湿度が日本最高レベル)の環境が続きます。ゾーンSSに分類しているとおり、年2回(4〜5月・10〜11月)のクリーニングを目安にすると、内部環境を清潔に保ちやすくなります。送風乾燥の習慣もあわせて実践することで、クリーニングの効果をより長持ちさせることができます。

リスクが重複する地域(例:高湿度+塩害)への対応

長崎・佐賀・熊本・鹿児島・沖縄など、高湿度と塩害リスクが重なる地域は、単一リスク地域よりも汚れの蓄積が早い傾向があります。

塩分はエアコンのアルミフィンや室外機の金属部分に付着し、腐食や目詰まりを促進させます(これはカビとは異なる「粒子・腐食汚れ」のリスクです)。同時に、湿度が高い環境ではエアコン内部が乾きにくくカビも発生しやすくなるため、複数リスクが重なる地域では頻度を上乗せすることを検討してください。


地域リスク別の追加ケアポイント(塩害・黄砂・多湿・極寒)

沿岸部の塩害リスクと室外機ケアのポイント

海岸線から500m〜1km以内の地域では、塩分を含んだ潮風の影響でエアコンの室外機や室内機のフィルターが傷みやすくなります(地形・風向きにより変動があります)。塩害は主に室外機の腐食・フィンの目詰まりに関わる問題であり、室内機のカビとは別のメカニズムです。

塩害リスク地域のセルフチェックポイント

  • 室外機のルーバーや金属部分に白っぽい汚れや錆びが見られる
  • エアコンの効きが例年より早く低下している気がする
  • フィルターの汚れが数週間で目立つようになってきた
  • 沿岸部または埋立地に近いマンション・一戸建てに住んでいる

上記に当てはまる場合は、通常より早いペースでのクリーニングを検討してください。塩害によるエアコンへの具体的な影響と対策については、塩害とエアコンクリーニングの関係を解説した記事で詳しく解説しています。

西日本・九州の黄砂シーズンとフィルターケアのタイミング

気象庁の黄砂観測情報によると、黄砂は毎年2〜5月にかけて多く飛来し、特に九州・中国・近畿地方の西日本で飛来量が多い傾向があります。

黄砂やPM2.5はエアコンのフィルターに付着し、目詰まりを引き起こすことがあります(カビの主因ではなく、フィルター目詰まりによる効率低下が主な問題です)。西日本にお住まいの方は、例年より1〜2週間早めにフィルター掃除を行うことで、内部への粒子状物質の侵入を抑えられます。黄砂シーズンのフィルター掃除は通常の2週間サイクルより短めに設定するのがおすすめです。

多湿地域(日本海側・東北)でのカビ対策の考え方

富山・福井・石川・島根・青森・秋田などの日本海側・東北地方は、年間を通じて相対湿度が高く、エアコン使用後に内部が乾きにくい環境です。

日常的なケアとして特に効果的なのは、冷房・除湿運転の後に「送風運転を1〜2時間行う」ことです。これによってエアコン内部の湿気を飛ばし、カビの繁殖を抑えることができます(内部乾燥機能が付いているエアコンは不要)。この送風乾燥の習慣は、地域差を大きく打ち消す効果があります。また、年1回のプロクリーニング後に防カビコートを施すことで、次のクリーニングまでの期間を清潔に保ちやすくなります。


各都道府県の詳細情報・業者探しはこちら

地域別ページで確認できる情報

以下の地域別ページでは、各都道府県の気候特性に応じた業者ランキング・クリーニング料金相場の目安・口コミ情報を確認できます。本記事のゾーン分類で「自分の地域」を確認したうえで、詳細ページへお進みください。

また、エアコンクリーニング業者の選び方の基本については、業者選びガイドでデータに基づいた評価方法を解説しています。

料金シミュレーターで自分の条件に合った相場を確認

エアコンの台数・タイプ(標準型・お掃除機能付きなど)・地域を入力することで、おおよその料金感を確認できる料金シミュレーターも用意しています。具体的な金額は業者・時期・エアコンの状態によって変動するため、シミュレーターの数値はあくまで参考値としてお使いください。実際の料金は各業者への見積もりでご確認ください。


よくある質問(FAQ)

内陸部に住んでいますが、湿度が低ければクリーニングしなくても大丈夫ですか?

湿度が低い内陸部はエアコン使用後に内部が乾きやすく、カビリスクは相対的に低くなります。しかし、ホコリ汚れは地域を問わず時間とともに蓄積されます。また、使用時間が長い・ペットがいる・換気が少ないなどの生活条件があれば、乾燥地域でもカビは発生します。群馬・長野など低湿度の地域でも、フィルター掃除は2週間ごとに自主点検を続けつつ、プロによるクリーニングは1〜2年に1回を目安に行うことをおすすめします。特に使用年数が長いエアコンでは熱交換器へのホコリ蓄積が冷暖房効率に影響するため、定期的なクリーニングで効率を保つことが節電につながります。

北海道はエアコンをあまり使わないため、クリーニングは必要ですか?

北海道の冷房シーズンは本州に比べて短い傾向がありますが、久しぶりにエアコンを稼働させる際に内部のカビや臭いが顕在化しやすいという特性があります。長期間使わないことで内部の湿気が停滞し、カビが目立つようになるためです。シーズン開始前(4〜5月)に1度クリーニングを行っておくと、快適にシーズンを迎えられます。また室外機のメンテナンスは凍結の心配がない4〜11月の間に行うことが一般的に推奨されています。

沖縄は特にエアコンが汚れやすいのですか?

沖縄は年間を通じて冷房を使用する時間が長く、水蒸気量(絶対湿度)が日本最高レベルであるため、エアコン内部にカビやホコリが蓄積しやすい環境です。本記事の分類では最もリスクの高い「ゾーンSS」に位置づけており、年2回(春・秋)のクリーニングを目安とすることをおすすめします。冷房シーズン前(4〜5月)と、夏のピーク使用後(10〜11月)のタイミングが有効です。なお、送風乾燥の習慣を持つことでカビの増殖を日常的に抑えることもできます。

塩害リスクの目安は海から何km以内ですか?

一般的に海岸から500m〜1km以内の地域は塩害の影響が出やすいとされていますが、地形や卓越風の方向、建物の高さや向きによって状況は大きく変わります。塩害は主に室外機の腐食やフィンの目詰まりに関わる問題です。室外機に白っぽい汚れや錆びが目立ち始めた場合は、距離に関わらず早めに業者へ相談することをおすすめします。

黄砂の飛来が多い時期はいつ頃ですか?どの地域に多いですか?

気象庁・環境省の情報によると、黄砂は毎年2〜5月に多く飛来し、4月頃にピークを迎える傾向があります。地理的には九州・中国地方・近畿など西日本への影響が大きい傾向があります。黄砂・PM2.5はフィルターの目詰まりを引き起こす主因であり、カビとは別の問題です。この時期は通常より早めにフィルター掃除を行うと、エアコン内部への粒子状物質の侵入を抑えることができます。

送風乾燥をすれば地域に関係なくカビを抑えられますか?

送風乾燥はカビ抑制に効果的で、地域差を大きく打ち消す効果があります。冷房・除湿運転の後に1〜2時間の送風運転を行うことで、エアコン内部の湿気を飛ばしカビの繁殖を抑えられます(内部乾燥機能付きエアコンは不要)。ただし完全に防ぐことはできないため、プロによる定期クリーニングとの組み合わせが効果的です。


まとめ:使用状況を把握したうえで、地域の気候を補正要因として活かす

この記事では、47都道府県の気候データをもとにした「エアコン汚れやすさスコア」と、ゾーン別の推奨クリーニング頻度について解説しました。

  • 汚れに最も影響するのは「使用状況」

    使用時間・送風乾燥習慣・部屋の汚れ(油煙・ペット・喫煙)が最も大きな要因です。地域スコアはこれらを「増減させる補正要因」として活用してください。

  • カビの本質は「乾きにくさ」

    エアコン内部は運転中どの地域でも高湿度になります。差が出るのは「使用後に乾燥するか」という点です。送風乾燥の習慣で地域差を大きく打ち消せます。

  • 「年1回が目安」は全国一律には当てはまらない

    最適な頻度は地域・使用状況によって年2回から2年に1回まで幅があります。

  • 高リスクゾーン(SS・S)は年1.5〜2回が目安

    沖縄・鹿児島・宮崎・長崎・佐賀・熊本・福岡などの地域では、気候条件からカビ・塩害・黄砂の複合リスクが高くなる傾向があります。

  • 低リスクゾーン(C)でも定期的なホコリ対策は必要

    群馬・長野・山梨・岐阜などの内陸乾燥地域でもホコリは蓄積します。また生活環境によっては地域に関わらずカビも発生します。プロクリーニングは1〜2年に1回を目安に。

  • 塩害・黄砂はカビとは「別種の汚れ」

    塩害は室外機の腐食・目詰まり、黄砂はフィルター目詰まりが主な問題です。カビ対策と合わせて地域に応じたケアを組み合わせることが大切です。

ご自身の都道府県のゾーンを確認したうえで、使用状況チェックと組み合わせてクリーニング計画を立ててみてください。


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