エアコンのドレンパン・シロッコファンが最も汚れる理由|フィルター掃除では届かない構造的な理由を解説

  • 公開日:2026/2/19
  • 最終更新日:
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フィルターを定期的に掃除しているのに、エアコンをつけるたびに気になる「あの臭い」に悩まされていませんか。カビ臭かったり、生乾きのような臭いだったり。「クリーニングしたほうがいいのかな」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

実は、フィルターで防げる汚れはエアコン全体の汚れのごく一部に過ぎません。フィルターの奥に位置する「ドレンパン」と「シロッコファン」、この2つの部位こそが、臭いやカビの根本的な原因になっていることが多いのです。

以下でその理由を解説します。

この記事でわかること

  • ドレンパン・シロッコファンがどこにあり、何をしているか
  • フィルター掃除では届かない汚れの「伝播チェーン」
  • 放置した場合の3つのリスク(健康・電気代・水漏れ)
  • DIYの限界と、分解洗浄が必要な理由

この記事の結論 エアコンの臭い・カビの根本原因は、消費者からは見えない「ドレンパン」と「シロッコファン」にあります。フィルター掃除は重要ですが、あくまで「入り口対策」に過ぎません。これらの部位に到達した汚れを根本から除去するには、分解洗浄が必要です。


ドレンパンとシロッコファンとは?エアコン内部での位置と役割

まず「ドレンパン」と「シロッコファン」という2つの部位について、基本的な役割と位置関係を整理しておきましょう。名前を聞いたことがない方でも、ここを読めばエアコン内部構造のイメージがつかめます。

ドレンパンの役割と場所 – なぜ普段は見えないのか

ドレンパンとは、エアコンの熱交換器(アルミフィン)で発生した結露水を受け止め、ドレンホースを通じて屋外に排水するための「受け皿」パーツです。

エアコンが冷房運転をすると、室内の温かい空気がアルミフィンで冷やされる際に結露が生じます。この水分をそのままにしておくと室内機から水が垂れてしまうため、ドレンパンがそれを受け止め、ドレンホース経由で外部へ排水する仕組みになっています。

ドレンパンの位置は、アルミフィンの真下・背面側です。エアコンのカバーを開けてフィルターを取り外しても、アルミフィンに覆われているためほとんどの場合は目視できません。機種によっては手前側・背面側の複数(最大3か所)設置されている場合もあります。

【図解挿入推奨:エアコン室内機の断面図。フィルター→アルミフィン→ドレンパン→シロッコファンの位置関係を示す図】

シロッコファンの役割と場所 – 正式名称と業界用語について

家庭用エアコンの吹き出し口の奥に搭載されている送風用パーツの正式名称は、「クロスフローファン(貫流ファン)」です。空気をファンの側面から取り込み、横方向に送り出す構造をしています。一方、「シロッコファン」は遠心力を使って送風する別構造のファンで、レンジフードや換気扇などに使われるものを指します。

ただし、エアコンクリーニング業界では慣用的に「シロッコファン」という呼称がクロスフローファンを指す言葉として広く使われています。本記事でも業界の一般的な呼称に合わせて「シロッコファン」と表記しますが、正式にはクロスフローファン(貫流ファン)である点をご留意ください。

エアコン内部の空気は、必ずこのシロッコファン(クロスフローファン)を通過して吹き出し口から室内へ放出されます。ファンが回転することで空気の流れをつくり、冷風・温風を室内全体に送り届けています。

吹き出し口のルーバー(風向き板)を外すと、奥に細かい羽根が円筒形に並んだシロッコファンを確認できます。ただし、ルーバーを外しただけでは表面の一部しか見えず、羽根と羽根の隙間・内部の奥まった箇所は分解しないと把握できません。

2つの部位はセットで汚れる – 隣接構造が生む問題

ドレンパンとシロッコファンは、エアコン内部で隣接した位置にあります。ドレンパンはシロッコファンのすぐ下部(または後方)に位置しており、この2つは構造上、汚れが連動して進行しやすい関係にあります。

ドレンパンにカビが発生するとその胞子がシロッコファンにも広がり、逆にシロッコファンに付着した汚れが結露水とともにドレンパンに落下してカビの栄養源になる、というサイクルが生まれます。「どちらか一方だけをきれいにすれば解決する」という性質ではなく、セットで対処が必要な部位です。


フィルター掃除では届かない理由|汚れの「伝播チェーン」を図解

「フィルターをきれいにしているのに、なぜ臭いが消えないの?」という疑問に答えるために、エアコン内部の空気の流れと汚れの伝播ルートを整理してみましょう。

フィルターが防げる汚れと通過してしまう汚れの違い

フィルターは、部屋の空気に含まれるホコリを捕まえる「ふるい」の役割を担っています。粒の大きいホコリは引っかかりますが、細かいものはすり抜けていきます。フィルターで捕捉できる汚れと、すり抜けてしまう汚れに分けて確認してみましょう。

フィルターで捕捉できる汚れの例としては、比較的大きなホコリ(繊維くず・毛など)やペットの毛(フィルターにかかる程度の大きさのもの)が挙げられます。

一方、フィルターをすり抜けてしまう汚れには、微細なホコリ(目に見えない程度の小さなもの)、タバコの煙に含まれるアンモニア・アルデヒド類(気体成分)、料理の油煙・揮発成分、空気中の微生物・カビの胞子などがあります。

フィルター掃除をきちんとしていても、これら「フィルターをすり抜ける汚れ」は常にエアコン内部に侵入し続けます。フィルターは「入り口の管理」はできますが、すり抜けた汚れへの対処はできないのです。

空気の流れに沿った汚染の連鎖 – 汚れはどのように伝播するか

エアコン内部の空気は、次の順番で流れます。この流れに沿って汚れがどのように伝播していくかを確認しましょう。

【図解挿入推奨:空気の流れ(室内→フィルター→アルミフィン→ドレンパン→シロッコファン→吹き出し口)と各部位での汚れ蓄積を示す図】

① 室内の空気(微細なホコリ・油分・カビ胞子を含む)がエアコンに吸い込まれる
② フィルターを通過(大きなホコリは捕捉。微細なホコリ・気体成分はすり抜ける)
③ アルミフィン(熱交換器)で空気が冷やされ、結露が発生。微細なホコリ・油分が湿ったフィンに付着・蓄積
④ 結露水がホコリ・汚れを乗せてドレンパンへ流れ落ちる→汚れと水分が蓄積→カビの培地化
⑤ カビが繁殖したドレンパン周辺の空気をシロッコファンが吸い込み、ファンの羽根にカビ・汚れが付着
⑥ カビ付きのシロッコファンを通過した空気が室内へ吹き出される→カビ臭・嫌な臭いの原因に

💡 エアコン内部の汚染伝播は「川の下流汚染」

エアコンのフィルターは、川の上流に設けた大きな網のようなものです。大きなゴミは網で止まりますが、小さな汚れ(微細なホコリや溶けた油分)は通り抜けて、下流(アルミフィン→ドレンパン→シロッコファン)へと流れていきます。網(フィルター)をいくらきれいにしても、下流で汚れが積み重なれば、そこが新たな汚染源になり続けます。「上流の管理」と「下流の掃除」は、別々に対処する必要があるのです。

フィルター掃除は「入り口対策」に過ぎない – それでも重要な理由

重要なのは「フィルター掃除は無意味だ」ということではありません。フィルターを清潔に保つことで、エアコン内部に流入する汚れの量を減らす効果は確実にあります。フィルターが詰まった状態では、さらに多くのホコリが内部に入り込みやすくなるため、フィルター掃除は内部汚染を「遅らせる」重要なメンテナンスです。

ただし、フィルター掃除でできるのはあくまで「入り口の管理」です。すでにドレンパンやシロッコファンに付着・繁殖したカビや汚れには、フィルター掃除はまったく届きません。「入り口をきれいにしても、奥に住み着いたカビは残り続ける」というのが現実です。


なぜドレンパンとシロッコファンは特にカビやすいのか|結露と湿気の罠

ドレンパンとシロッコファンがカビやすい理由は、エアコンという機械の仕組みそのものにあります。構造的に「カビが繁殖しやすい環境」が整ってしまうのです。

カビが繁殖する3条件とエアコン内部環境の一致

カビが繁殖するには、一般的に以下の3つの条件がそろう必要があります。

カビが繁殖する3条件

  • 温度:20〜30℃の範囲(暖かい環境)
  • 湿度:70〜80%以上(高湿度の環境)
  • 栄養:有機物の存在(ホコリ・油分など)

冷房運転中のエアコン内部では、アルミフィンで空気が冷やされますが、その周辺(ドレンパン・シロッコファン周辺)は室温との温度差による結露が常時発生し、湿度が非常に高い状態になります。そこにフィルターを通過した微細なホコリが栄養源として蓄積します。この3条件が構造的にそろいやすいのが、ドレンパンとシロッコファンのある内部空間です。

結露水が「常時滞留する場所」に汚れが集中する理由

ドレンパンは、結露水が「一時的に溜まる場所」として設計されています。冷房運転中は常に結露水が流れ込んでくるため、常に湿った状態が続きます。

本来は発生した結露水をドレンホース経由ですみやかに排出する仕組みですが、微量の水分がドレンパンの底に残留することは避けられません。この残留水と、アルミフィンから流れ落ちたホコリが混合すると、カビが繁殖するための培地が完成します。

シロッコファンも同様で、ファンの羽根は常にアルミフィンを通過してきた湿った空気にさらされます。水分を帯びた状態が続くため、羽根の表面や隙間にカビが根を張りやすい環境になっています。

自動お掃除機能付きエアコンでも解決しない理由

「自動お掃除機能付きのエアコンを使っているから大丈夫」と感じている方もいるかもしれませんが、注意が必要です。自動お掃除機能が洗浄するのはフィルターのみです。ドレンパン・アルミフィン・シロッコファンの汚れは、自動お掃除機能では一切清掃されません。

自動お掃除機能はあくまで「フィルターの目詰まりを自動で解消する機能」であり、エアコン内部の分解洗浄の必要性をなくすものではありません。自動お掃除機能の仕組みと限界については、内部クリーン・お掃除機能の限界についてでも詳しく解説しています。


放置するとどうなる?見えない汚れが引き起こす3つのリスク

ドレンパンとシロッコファンの汚れを放置し続けた場合、どのようなリスクが生じるのでしょうか。主要な3つのリスクを整理します。

健康リスク – カビ胞子の室内飛散とアレルギー症状

シロッコファンにカビが付着した状態でエアコンを稼働させると、送風とともにカビの胞子が室内の空気中に飛散します。室内に漂うカビ胞子を日常的に吸い込み続けることで、気管支喘息・アレルギー性鼻炎・アトピー性皮膚炎・アレルギー気管支炎などを引き起こす可能性があります。

特に小さなお子様や高齢の方、もともとアレルギー体質の方がいるご家庭では、エアコン内部のカビを放置することのリスクを意識しておくことが大切です。エアコンの臭いとカビの原因については、エアコンの臭いの原因と対策を解説した記事でも取り上げています。

性能低下と電気代上昇 – 汚れが引き起こすエアコン効率の低下

シロッコファンの羽根にホコリや汚れが蓄積すると、本来スムーズに流れるはずの空気の流れが乱れ、送風効率が低下します。冷暖房が設定温度まで届きにくくなることで、エアコンがより長く・より強く稼働しようとし、消費電力が増加します。

「最近エアコンの効きが悪くなった気がする」「電気代が以前より上がってきた気がする」という場合、フィルターの汚れだけでなく、シロッコファンの汚れによる性能低下が一因になっている可能性があります。

水漏れリスク – ドレンパン詰まりが引き起こすトラブル

ドレンパンに汚れが蓄積すると、その汚れがドレンホース内にも流れ込み、ヘドロ状(スライム状)の汚れとなって詰まりを引き起こします。ドレンホースが詰まると、本来外部に排出されるはずの結露水がドレンパン内に逆流・溢れ出し、室内機から水が垂れる「水漏れ」が発生します。

エアコンの真下の床や壁に水滴がつく、エアコン本体から水が落ちてくる、という症状がある場合、ドレンパンの汚れ・詰まりが原因の一つとして考えられます。


ドレンパン・シロッコファンは自分で掃除できるか?DIYの限界と注意点

「自分でなんとかできないか」と考える方も多いでしょう。ドレンパンとシロッコファンについて、DIYでできる範囲と限界を整理します。

吹き出し口から見える範囲のシロッコファン – DIYでできること

シロッコファンの表面の一部は、ルーバー(風向き板)を外すことでアクセスできます。アルカリ電解水をスプレーして20〜30分置いた後、ブラシで羽根をなぞるように汚れを落とす方法が一般的です。

ただし、この方法で清掃できるのはあくまで「表面から手が届く範囲」に限られます。シロッコファンは円筒形で奥行きのある立体構造をしており、羽根と羽根の間・内部の柱部分・ファンの奥まった箇所などは、分解せずに洗浄することは困難です。表面の汚れをある程度落とすことはできますが、根を張ったカビを根本から除去するには効果が限定的です。エアコン清掃の基礎についてはエアコン清掃の基礎知識もご参照ください。

ドレンパンはなぜ自力清掃が困難なのか – 構造的な理由

ドレンパンはアルミフィンの裏側・背面に位置しているため、カバーを外したり部品を取り除いたりするだけでは洗浄できません。アルミフィンの上から洗剤をかけても、ドレンパンの奥側・背面側には洗剤が届かない構造になっています。

ドレンパンを本当にきれいにするためには、アルミフィンを含む複数のパーツを分解し、ドレンパン自体を取り外して洗浄する必要があります。この作業は高い技術が求められ、無理に行うと部品の破損や水漏れ・故障のリスクがあるため、一般の方がDIYで実施することは難しい作業です。

市販洗浄スプレーを使う前に知っておきたいリスク

ホームセンターや家電量販店で販売されている「エアコン洗浄スプレー」を手軽に使いたいという方も多いと思います。ただし、使用前に以下のリスクを理解しておくことが重要です。

⚠️ 市販洗浄スプレー使用前に確認したいリスク

市販スプレーで洗浄した後に逆に「酸っぱい臭い」が強くなったという事例があります。アルカリ性の洗剤がカビと反応した際に生じる臭いが原因の一つとされています。また、洗剤が十分に流しきれずに内部に残留すると、残った成分がホコリを吸着しやすくなり、再汚染を促進するリスクがあります。さらに、スプレーが電子基板や電気系統のパーツにかかると、故障の原因になる可能性があります。市販スプレーを使用する際は、取扱説明書をよく読み、対象機種・使用方法を必ず守ってください。


分解洗浄でどこまで汚れが取れるのか?洗浄レベルの違いを知る

エアコンクリーニングを業者に依頼する場合でも、「どのレベルまで分解・洗浄するか」によって効果に大きな差があります。

通常クリーニングと分解洗浄の違い – 洗浄できる範囲の比較

通常クリーニング

主にアルミフィン(熱交換器)とフィルター周辺を洗浄します。

シロッコファンへは高圧洗浄機を外から当てる程度にとどまり、内部まで届きにくい構造です。ドレンパンも取り外さず外から洗剤をかける程度で、背面側の洗浄は困難です。

多くの業者が対応しており、比較的短時間・低価格で実施できます。

ドレンパン分解洗浄

アルミフィンに加え、シロッコファンとドレンパンを実際に取り外して丸洗いします。

シロッコファンは単独で洗浄できるため、内部・奥まった箇所まで対応可能です。ドレンパンも背面側・奥まった箇所まで洗浄できます。

専門技術と時間が必要なため対応業者が少ないですが、臭いの根本解決に近いクリーニングです。

通常のエアコンクリーニングでは、主にアルミフィンの洗浄が中心となります。シロッコファンは表面に高圧洗浄機を当てる程度にとどまり、ドレンパンを取り外した丸洗いは行わないことが一般的です。ドレンパン分解洗浄に対応したクリーニングでは、ドレンパンを取り外して単独で洗浄できるため、背面側・奥まった箇所まで洗剤と洗浄水が届き、より徹底した汚れの除去が期待できます。

ドレンパン分解洗浄を行う業者が少ない理由

「ドレンパンも洗浄する」と説明している業者でも、実際にドレンパンを取り外して分解洗浄しているケースは多くありません。ドレンパンの取り外しには専門的な技術と時間が必要で、機種によっては対応が複雑になるため、省略している業者が多いのが業界の実態です。

業者に依頼する際は、「ドレンパンを実際に取り外して洗浄するか」を事前に確認することが、クリーニング効果を左右する重要なポイントになります。

完全分解洗浄について詳しく知りたい方へ

通常分解洗浄と完全分解洗浄の違い、各クリーニングレベルで洗浄できる範囲の詳細については、完全分解洗浄と通常分解の違いを詳しく解説した記事で解説しています。業者選びの判断軸としてぜひ参考にしてください。


よくある質問(FAQ)

自動お掃除機能付きエアコンでも、ドレンパンやシロッコファンは汚れますか?

はい、汚れます。自動お掃除機能が洗浄するのはフィルターのみです。ドレンパン・アルミフィン・シロッコファンの汚れは通常通り蓄積し続けます。自動お掃除機能は「フィルター清掃の手間を自動化する機能」であり、エアコン内部の分解洗浄の必要性をなくすものではありません。

エアコンから黒い粒が落ちてきました。ドレンパンやシロッコファンのカビですか?

黒い粒の多くは、シロッコファンに付着したカビの塊が剥がれ落ちたものと考えられます。こうした状態はシロッコファンのカビが相当進行していることを示すサインです。エアコンの使用を続けると室内にカビ胞子が飛散し続けるため、早めの内部洗浄を検討することをおすすめします。

エアコンクリーニングを依頼したのに、まだ臭いがします。なぜですか?

ドレンパンの分解洗浄が行われなかった可能性があります。多くの業者は通常クリーニングでドレンパンを分解しません。業者に「ドレンパンを取り外して洗浄したか」を確認し、未洗浄であれば追加対応を依頼するか、ドレンパン分解洗浄に対応した業者への依頼を検討してください。

市販のエアコン洗浄スプレーはシロッコファンやドレンパンに効果がありますか?

効果は限定的です。市販スプレーはアルミフィン(熱交換器)向けに設計されているものが多く、根を張ったカビへの効果は十分ではありません。また洗剤が流しきれずに残留すると、再汚染を促進するリスクがあります。ドレンパンは市販スプレーではアクセスできない位置にあるため、ドレンパンへの直接洗浄効果は期待しにくい状況です。

どのくらいの頻度でドレンパン・シロッコファンの洗浄が必要ですか?

一般的に2〜3年に1回程度の分解洗浄が目安とされています(使用環境・頻度によって異なります)。タバコを吸う方がいる・ペットがいる・使用頻度が特に高い環境では、より早期の洗浄が推奨されます。定期的な点検と洗浄が、エアコンの性能維持と清潔な室内環境につながります。


まとめ:エアコンの臭い・カビの根本はドレンパンとシロッコファンにある

この記事では、エアコンの「ドレンパン」と「シロッコファン」がなぜ最も汚れやすい部位なのか、その構造的な理由と放置した場合のリスクを解説しました。

  • フィルター掃除は「入り口対策」:フィルター掃除は重要ですが、微細なホコリや気体成分はフィルターをすり抜け、アルミフィン→ドレンパン→シロッコファンへと汚染が伝播します。
  • 2部位はセットで汚れが進行する:ドレンパンとシロッコファンは隣接しており、一方のカビがもう一方に広がる相互汚染のサイクルが構造的に生まれます。
  • エアコン内部はカビの3条件がそろいやすい:冷房使用時は温度・湿度・栄養の3条件が自然と整い、カビが繁殖しやすい環境になります。
  • 放置すると3つのリスクがある:カビ胞子の室内飛散による健康への影響・送風効率の低下による電気代上昇・ドレンパン詰まりによる水漏れのリスクが高まります。
  • DIYには構造的な限界がある:表面の部分洗浄は可能ですが、根本解決にはドレンパンを取り外した分解洗浄が必要です。
  • 業者選びでは分解洗浄への対応を確認する:「ドレンパンを実際に取り外して洗浄するか」が、クリーニング効果を左右する重要な判断基準です。

クリーニングレベルの違いや業者選びのポイントについては、完全分解洗浄と通常分解の違いを詳しく解説した記事で解説しています。エアコンの臭いや汚れが気になる場合の参考にしてください。

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