夏本番!エアコンの除湿と冷房、どっちがお得?電気代と快適性を徹底比較
- 公開日:2025/9/22
- 最終更新日:
- エアコン基礎知識

夏本番!エアコンの除湿と冷房、どっちがお得?
電気代と快適性を徹底比較|2025年最新版
除湿(ドライ)
湿気を取って爽やか
ジメジメした日に最適
温度を下げすぎない
冷房(クーラー)
温度を下げて涼しく
暑い日に最適
確実に涼しくなる
夏の電気代、実は選択次第で大きく変わります!
2025年の夏も電気代高騰が続く中、エアコンの使い方一つで月数千円の差が生まれます。除湿と冷房、それぞれの特徴を理解して、賢く使い分けることが重要です。この記事では、電気代の具体的な比較から快適性まで、夏を乗り切るための完全ガイドをお届けします。
除湿と冷房の仕組みと目的の違い
冷房(クーラー)の仕組み
目的:室温を下げること
冷房は室内の暖かい空気を吸い込み、冷媒によって冷やした後、冷たい空気として室内に戻します。
- 室温を確実に下げる
- 結露で自然に除湿も行う
- 暑い日に最も効果的
- 設定温度まで一定の冷却
弱冷房除湿の仕組み
目的:湿度を下げること(微冷却)
室内の空気を軽く冷やして水分を取り除き、少し冷えた空気をそのまま室内に送ります。
- 湿度を効率的に下げる
- 室温も2-3℃下がる
- 電気代が最も安い
- 梅雨時期に最適
再熱除湿の仕組み
目的:温度を変えずに除湿
空気を冷やして除湿した後、再び暖めて元の温度に戻してから室内に送ります。
- 室温をほぼ変えない
- 強力な除湿効果
- 電気代が最も高い
- 肌寒い雨の日に最適
電気代を徹底比較
【2025年最新】1時間あたりの電気代比較
運転モード | 1時間の電気代 | 8時間使用 | 1ヶ月(240時間) | 特徴 |
---|---|---|---|---|
弱冷房除湿 | 4~6円 | 32~48円 | 960~1,440円 | 最も経済的 |
冷房(28℃設定) | 8~12円 | 64~96円 | 1,920~2,880円 | バランス良好 |
冷房(26℃設定) | 11~15円 | 88~120円 | 2,640~3,600円 | やや高め |
再熱除湿 | 12~17円 | 96~136円 | 2,880~4,080円 | 最も高価 |
月額電気代比較(8時間/日使用の場合)
電気代計算の前提条件
- 機種:6~8畳用エアコン(消費電力500~750W想定)
- 電気料金:31円/kWh(2025年平均単価)
- 使用環境:木造住宅、断熱性能普通
- 外気温:30~35℃(夏季平均)
※実際の電気代は、部屋の大きさ、断熱性能、外気温、設定温度などにより変動します
快適性と健康への影響
快適な室内環境の条件
人が快適に感じる室内環境は、温度と湿度の両方が重要です。環境省が推奨する基準を参考に、最適な設定を見つけましょう。
26~28℃
夏季の推奨室温。外気温との差は5℃以内が理想的です。
50~60%
この範囲内だと体感温度が下がり、カビ・ダニの発生も抑制されます。
湿度10%↓ = 体感温度1℃↓
湿度を下げることで涼しく感じられます。
湿度70%以上は危険
熱中症のリスクが急激に高まります。
除湿と冷房の健康面での違い
項目 | 弱冷房除湿 | 冷房 | 再熱除湿 |
---|---|---|---|
冷え対策 | ◎ 冷えにくい | ○ やや冷える | ◎ 冷えない |
乾燥対策 | ○ 適度な除湿 | △ やや乾燥気味 | ○ しっかり除湿 |
睡眠の質 | ◎ 快適 | ○ 温度調整必要 | ◎ 非常に快適 |
省エネ性 | ◎ 最高 | ○ 良好 | × 劣る |
状況に応じた正しい使い分け
梅雨時期(6~7月)
気温:25~28℃、湿度:70~80%
・電気代が最安
・ジメジメ感を効果的に解消
・冷えすぎを防止
設定のコツ:28℃設定で湿度60%を目標
猛暑日(7~9月)
気温:30℃以上、湿度:50~70%
・確実に涼しくなる
・熱中症予防に効果的
・電気代とのバランス良好
設定のコツ:28℃設定+扇風機併用で体感温度-2℃
夜間・就寝時
気温:26~30℃、湿度:60~70%
・冷えすぎない
・快適な睡眠環境
・朝までの電気代を節約
設定のコツ:28℃設定+タイマー6時間
肌寒い雨の日
気温:23~26℃、湿度:80%以上
・室温を下げない
・強力除湿でカラッと
・短時間使用なら経済的
設定のコツ:2~3時間の短時間使用
洗濯物の室内干し
目的:洗濯物を早く乾かしたい
・効率的に水分除去
・電気代を抑制
・カビ・臭い防止
設定のコツ:26℃設定+サーキュレーター併用
来客時・短時間使用
目的:すぐに快適な環境を作りたい
・即効性がある
・確実な快適性
・短時間なら電気代も妥当
設定のコツ:最初26℃→安定後28℃に変更
知っておきたい省エネのヒント
夏の電気代を劇的に削減!実践的節電テクニック
冷房28℃、除湿28℃を基本に、1℃上げるごとに約10%の節電効果があります。
扇風機やサーキュレーターで空気を循環させると、体感温度が2~3℃下がります。
月1回のフィルター掃除で冷却効率が10~15%向上し、電気代削減に直結します。
遮熱カーテンや緑のカーテンで直射日光を遮ると、室温上昇を2~3℃抑制できます。
30分~1時間の外出なら、つけっぱなしの方が節電効果があります。
自動運転は最も効率的な運転を行うため、手動調整より約20%の省エネになります。
時間帯別の賢い使い分け戦略
時間帯 | 推奨モード | 設定温度 | 節電ポイント |
---|---|---|---|
早朝(5~8時) | 弱冷房除湿 | 28℃ | 湿度が高い時間帯 |
午前中(8~12時) | 冷房 or 除湿 | 27~28℃ | 外気温に応じて選択 |
午後(12~17時) | 冷房 | 28℃ | 最も暑い時間帯 |
夜間(17~22時) | 冷房 or 除湿 | 28℃ | 湿度を確認して選択 |
就寝時(22~5時) | 弱冷房除湿 | 28℃ | タイマー6時間設定 |
まとめ:最適な選択で夏を快適&経済的に
夏のエアコン使い分けの黄金ルール
基本戦略
- 梅雨時期:弱冷房除湿で湿気退治
- 猛暑日:冷房28℃で確実に涼しく
- 夜間:弱冷房除湿で快眠サポート
電気代節約
- 月1,000円差:使い分けで大幅節約
- 扇風機併用:体感温度-2℃効果
- 自動運転:手動より20%省エネ
快適性向上
- 湿度管理:50~60%をキープ
- 段階調整:26℃→28℃の段階設定
- 環境対応:天候と気温で柔軟に変更
さらに詳しい節電術をチェック!
エアコンの電気代をもっと抑えたい、効率的な使い方を知りたい方は、こちらの関連記事もご覧ください。プロが教える節電テクニックで、夏の電気代を大幅削減しましょう。
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本ツールは参考目安です。実際の料金はエアコンの汚れ具合、設置状況、業者により大幅に変動します。必ず複数業者で実際の見積もりを取得してください。表示価格は2025年年の市場相場を基準としています。
❄️ シミュレーション結果
サービス項目 | 台数 | 税抜単価 | 税込小計 | 備考 |
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